暑すぎます!!!!!!!!!!!
こんにちは!
愛玩動物看護師、花岡です(*^_^*)
先日、川崎駅すぐにある水族館、カワスイに行ってきました。
イルカなどの派手な大きな子はいませんが、生息地域によって区分されているので世界を感じることができたり、エサをあげられるコーナーや、猫カフェ、うさぎなどの小動物の触れるコーナーもあったので、夏休み中のお子さんにぴったりな場所だと思います!
もちろん大人ひとりでも楽しめました(*^_^*)
おもわず年間パスポートを買いました。
びしょびしょのカピバラさん。
毛は硬めでした。
さて、今回のブログは
「ねこちゃんの吐き戻し」のはなしです。
とくに一気食いするねこちゃんに多いのですが、食べたフードがうまく食道を流れずに詰まってしまい出してしまったり、
胃の中でフードが大きく膨らむことで吐いてしまうことがあります。
舐めて毛づくろいして溜まった毛玉を吐くねこちゃんも多いので、
「猫は吐くのが普通」
と思われて、深く気にされない場合も多いのですが、
食べて、吐く
は、プラスマイナスゼロではなく、実際は食べた以外のものも出てしまってマイナスになります。
吐いてしまうので栄養の吸収も出来ませんし、吐くことでさらに嘔吐が誘発される場合もあります。
あと、ねこちゃんもつらいです。
出してスッキリ!はありますが、吐くのにもパワーを使います。
できることなら、吐かないで食べてもらいたいですよね(*^_^*)
ちなみに花岡の愛猫うみさんも、わりとよく吐きます。
そこで、実際に花岡がどう対策をしているのかご紹介します。
ごはんは丸飲み一気食いです。
食べ終わったら水をしっかりたくさん飲みます。
そして吐くときは10分以内にマーライオンのごとく吐きます(^_^;)
与えてみて、吐く頻度が多かったフードが、粒が丸く平べったくて1cmぐらいのもの。
逆にあまり吐かなかったフードは、小さめで三角のもの、ハート型のものでした。
丸飲みでさらに水をたくさん飲むので大きめの粒のものは詰まったり、膨らんで苦しくなりやすいのかな、と思います。
結局、膀胱炎を起こしたこともあり、粒は小さめで丸いフードに落ち着きました。
だがしかし!
そのフードがリニューアルした途端、ほぼ毎回吐くように…
粒の形は少し小さくなったぐらいだったので、なにか成分の問題か…
もしかしたら粒の崩れにくさなどの変化もあったのかもしれません。
しょうがなく別のフードに変えてみましたが、尿の状態が安定しなくなり、やっぱりこのフードを食べてほしい!となりました。
そこでまず考えたのが、
ゆっくり食べてもらう
でした。
早食い防止用の食器、というものがあります。
中にボコボコと邪魔な突起があって、食べるのに時間がかかるようになっています。
他には高さがついていて、下を向かずに食べることで吐き戻しの防止になる食器もあります。
しかし食い意地のはった猫には効果はありませんでした(^_^;)
少しずつあげる、も試してみましたが、
猫が不満気(めちゃくちゃ鳴く)
手間がかかる(飼い主が忘れる)
など、毎食やるとなると大変だな…となり、なかなか難しかったです。
他にも犬と猫がいるので、朝は特に大変なんです(T_T)
次に考えたのは、
食べたあとすぐ水をたくさん飲むので、膨らんで吐いてしまうのではないか説。
対策として食後30分ほど水を撤去しました。
吐くことは少なくはなくなりましたが、猫自身がなんだが苦しそうな様子で、何より不満気でした(^_^;)
不満気なうみさんはめちゃくちゃうるさいのです…(;^ω^)
なので今度は、食べる前に水を飲んだら流れがよくなっていいんじゃないか?と考えました。
ただ、猫に先に水を飲めと言ったところで飲みません。
なのでフードに水を入れてみました。
最初はふやけて膨らんで逆効果かな?と思ったのですが、そこは食い意地の張ったうみさん、ふやける前に水を先に飲み干し、フードを食べてくれました!
食い意地バンザイです(*^_^*)
そしてこれが効果があって、吐くことがほとんど無くなったのです!!
手間もかからないので飼い主としては大助かりな方法でした!
それでもたまには吐くのですが…(;^ω^)
そんなわけで吐き戻しをするねこちゃんに試してほしい方法をまとめると、
1,フードを変える
粒の形や大きさなどを気にしてみてください。
メーカーさんによっては、形を工夫していたり、崩れやすいもの、噛んで食べてもらう工夫をしているものなどがあります。
ウェットフードに変えてみるのもいいかもしれません。
2,一気食いさせない
小分けにして与えたり、
早食い防止の食器や、転がして遊ぶことで少しずつフードが出てくるおもちゃもあります。
3,食べた後すぐに激しい運動をさせない
人でもそうですが、食べた後は休ませてあげてください。
びっくりしたりすると、胃腸の動きが悪くなることがあります。
4、水を飲むタイミングを気にしてみる
花岡の猫のように、わーっと食べてわーっと水飲んでゲーッと吐くような子は、もしかしたら同じ対策が有効かもしれません。
他にも全く水を飲まず吐いてしまう場合は食後にうながしてみるなど、ねこちゃんによって変えてみてください。
水を飲まない場合は、鶏肉の煮汁など少し風味のあるものにしてみるのも手です!
なんで吐き戻しするのか、何が効果があるのか、ねこちゃんによって違います。
もちろん「吐く」ことが病的なこともあるので、おかしいな?と思ったら病院にご相談ください。
猫が吐くのは、決して「よくある当たり前のことだから大丈夫」ではないです!!!
なんだか長いブログになってしまいました(;^ω^)
いままで実家にいたころからたくさんの猫を飼ってきましたが、未だに学ぶことは多いです。
それぞれに向き合っていくことって大切だなぁと日々思います。
バナナやパイナップルが好物な猫がいるなんてなぁ…笑
患者さんたちから学ぶことも凄く多いので、是非、
「うちの子はこんなことするよ!」
「こんな行動するけど大丈夫?」
など自慢でもなんでもいいので、教えてください!!
それではみなさん、暑さには十分気をつけて、感染症対策も気を抜かず、頑張って夏を乗り切りましょう!
うがい手洗い水分補給!休息!大事ですよ!!